奇跡の復活祭!活気溢れる町へ

ニューバードが建つ、ここ港北区新羽町は、
東海道新幹線の停車駅で、高層ホテルや巨大スタジアムが出迎える『新横浜(大都会!)』の隣町・・・地下鉄の新羽駅周辺は宅地化が進み商業施設も点在してますが、更に歩を進めると緑豊かな田園風景が広がり『ここは都会のオアシス!?』と思えるような場所。新しさと古くからの伝統が共存する町とでも言えるでしょうか?

この住み心地の良い町に施設を開設してから18年、温かい地域の皆様に支えられながら運営してきました。新型コロナの脅威に晒され交流が途絶えかけた時期もありましたが、次々と町に活気が戻ってきています。
前置きが長くなりましたが、10月12日に地域の氏神様である北新羽杉山神社の例大祭が執り行われました。



その前日(11日)には宵宮(よいのみや、前夜祭)が行われ、お神輿が周辺の福祉施設を練り歩きました。コロナ禍が明けてから小規模ながら復活していましたが、今回は総勢100名近くの大所帯!! みんなで前々から楽しみにしていたんです。
ところが、当日は朝から「冷たい雨」・・・
〜雨天の場合は中止となることもございます〜 との事前案内もあったため落胆していたのですが、町内会長(神輿保存会会長)から1本の電話が、、、
「天気は良くないのですが、せっかくの機会なので予定通り伺うことにしました」
やると決まれば、こちらも総力戦!!
急遽、担ぎ手達が雨で濡れないようテントを設営!! ただ、ここで問題が発生。「温かい飲み物・食べ物がなにもない!」あるのは冷えたビールやおつまみばかり・・・既にお昼の時間帯で、お神輿到着までは2時間余り。途方に暮れていた所に、管理栄養士から「非常食の味噌汁がありますよ」の一言。ここから話しは急展開。急遽、豚汁を作ることに!!近所のスーパーでカット野菜やお肉を調達し厨房で味を調整。なんとか「即席の豚汁」が出来上がりました。


準備が整ったところに、威勢の良い掛け声と共に神輿が到着。悪天候のため神輿は『見るだけ』にするつもりでした。ところが、神輿到着と同時に雨が止み、神輿くぐりができる事になったのです!!









担ぎ手の皆さんと職員の共同作業で、ご入居者一人一人をご案内。無事に参加者全員の神輿くぐりが終わると、また雨が降ってきたのです!! このような偶然ってあるんですね。奇跡的な体験をした後は、担ぎ手さん達への『振舞い』の時間。


冷えたビールは勿論のこと、例の『即席豚汁』も大好評!! 行列ができるほどの大賑わいでした。
大都会の片隅に息づく伝統。 ”雨中の奇跡”は、氏神様が見守ってくださったおかげかもしれませんね。これからも新羽の地で、地域の皆様と一緒に伝統を守っていきたいと思います。

