受け継がれる想い
朝から降り続く冷たい雨が、夕方には雪に変わってきました。
3月3日は雛祭り。皆さまはどのようなお祝いをされましたか?
ニューバードでは一足早く、先週末に地域の町内会館で開催されていた『吊るし雛祭り』に行ってきました。
当日は20℃を超える ”ぽかぽか陽気”
満開の梅や菜の花など、車窓から春の到来を感じながら町内会館に到着すると、
こじんまりとしたスペースに、大勢の色鮮やかな人形たちがお出迎え
参加されたご入居者の方々からも、「かわいいわね~」「美味しそう・食べちゃいたい!」等々、感嘆の声が挙がっていました。
【吊るし雛とは】
高貴な家でしか飾れなかった雛人形の代わりに、家族や親せき、近所の人達が、少しずつ布の切れ端で人形を作って持ち寄り飾られたことが由来だそうです。
だから、かわいらしい動植物からお菓子・お地蔵さんまで、様々な人形たちが飾られているんですね。
この『吊るし雛祭り』ですが、
実は以前ご入居されていた方が、15年ほど前に立ち上げた活動なんです。昨年100歳で大往生を遂げましたが、その方の『想い』はしっかりと次の世代へと受け継がれているんですね。それだけではなく、この方の『想い』に賛同されたショートステイの利用者様が、自宅で ”眠っていた” 着物を寄贈されるなど、心温まる『交流』も始まっています。これからもニューバードでの ”ご縁” が、新たな広がりを見せていくことを願っています。
話しを今日(3月3日)に戻しますが、ニューバードでも ”ささやかな” お祝いをしました。
沢山のご入居者が雛人形の前で記念写真を撮り、お昼は 海鮮ちらし寿司 に舌鼓み。
人形たちは今日が最後のお披露目となりますが、また来年も「この地域、この場所で」新たな出会いが生まれますように・・・